カヤの平高原には樹齢200〜300年の大きなブナが
たくさん見られる原生林が広がっています。
灰白色の幹と濃い緑の葉とのコントラストが美しく
歩きやすい遊歩道があり「日本一美しいブナの森」とも呼ばれています。


ブナはどんな木?

ブナ科の落葉広葉樹で、日本の湿帯を代表する樹木です。
日本にはブナ(シロブナ)とイヌブナ(クロブナ)の2種類ありますが
カヤの平高原のものは普通のブナ(シロブナ)です。
近年は自然界での大切な役割のために注目され大切にされています。



ブナの森は「緑のダム」

ブナの森を歩くとフカフカしています。
これはたくさんの落ち葉や腐葉土があるためです。
ブナの葉は少し硬く、分解されるまでに時間がかかります。
そのため落ち葉の層がとても厚くなりスポンジのように雨水を吸収します。

ブナの森は水を蓄える力がバツグンで
それが時間をかけて浄化され、地下水になったり湧き水になったりします。
木島平のお米が美味しい大きな理由の1つは
カヤの平高原からの豊かな水です。

※ブナは大木になると50〜60万枚もの葉をつけ、秋に落葉させます。
大木1本分でおよそ8トンもの水を溜められると言われています。



信州大学ブナ原生林教育園

ここでは信州大学を基にさまざまな調査・研究活動が行われています。
解説版が設置されているので、カヤの平高原ブナ原生林の特徴を学べます。
1周約700mのコースで気軽に散策できます。

このあたりでは1番大きいと思われる大木(600歳くらい)もあります。



地衣類と積雪深

ブナの木の幹には黒いコケのようなものが付いていますが
これは地衣類といい藻類と菌類の共生生物です。

積雪によりはぎ取られることが多いため
最大積雪深の目安がわかります。
カヤの平では主にブナにたくさん付いていますので
どのくらい高いところに付いているか見てみましょう。